『Six Feet Under』(全63話・シーズン1~5/2001年~2005年/アメリカHBO)
随分昔スーパードラマTVで放映された時、最後まで挫折することなく夢中になって観た
ドラマのひとつです。
なかなか国内版DVDが発売されないようですが、スパドラでは繰り返し放映していますので
ご紹介したいと思います。
『フィッシャー・アンド・サンズ』と言う葬儀屋を営むフィッシャー家の人々と、
身内の死をきっかけに、この葬儀屋に訪れた人達を中心に、現代のシリアスな社会問題や
家庭問題をシニカルなユーモアを含めて描き出すドラマです。
初回は、葬儀屋を営みフィッシャー家の主である父親が仕事中に突然の交通事故で亡くなる
ところから始まります。
父親の死をきっかけに、ばらばらになっていた家族と家族の友人、恋人、知人が集まり
ドラマがスタートします。
そして毎回、人の死の有様からはじまります。
※舞台は『ロサンゼルス郊外の町パサディナ』
『フィッシャー・アンド・サンズ』に運ばれてくる遺体が、いつどのようにして
何歳で亡くなり、その遺体を取り巻く人間関係から人間の営みの裏に潜む、
様々な問題を淡々と独特なムードで描いていくドラマです。
主演はピーター・クラウス(イケメン・長男/ネイト)ですが、
マイケル・C・ホール(生真面目・次男/デイヴィッド)や
ローレン・アンブローズ(個性的な末っ子/クレア)など・・
脇の俳優さんが、個性的で演技派。皆が主役レベルです。
そしてストーリーの中で流れる選曲もnice
『死』・『葬儀屋』・『社会問題』・『奇妙で理不尽な死に方』・『複雑な人間模様』
重いテーマで、毎回考えさせられることも多々ありますが、コミカルなタッチも織り交ぜながら
のストーリー展開で、気持ちが塞ぎ込んでしまうことなく見られると思います。
また、ヒューマニティーに溢れ誰でも共感できるところがあり、とけ込みやすいです。
海外ドラマは、とかく視聴率が下がったらすぐ打ち切りで、尻切りトンボのように終わってしまう
作品が多い中、このドラマは良い終わり方をしています。
毎回、最初に出て来る人の死に方が奇妙で理不尽。そして奇抜。
妙な演出効果も含め、いろいろな意味で斬新かつ衝撃的なのですが、
観てよかったと思えるドラマでした。
※Six Feet Underとは
棺桶を埋める場所
(地面より深さ182cm下)
このドラマはDVDに保存したのですが、ディスクが[DVD-RAM240両面]しかも昔のMDのような
カセットケース入りです。(写真参照)
今は、ブルーレイプレーヤーでTVも液晶の大画面になってしまったので、再生しても画像が悪く
よく見れませんので、宝の持ち腐れになってしまいました。
国内版DVDが発売されたら、購入したいなと思っています。
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